出典:デジタル大辞泉(小学館)

梅崎春生の長編小説。昭和40年(1965)「新潮」誌に発表された著者の遺作。同年、第19回毎日出版文化賞受賞。雑誌掲載時の題名は、小説前半が「幻化」、後半が「火」とされていたが、単行本化の際にまとめられた。自らの過去の記憶を求め、南九州を旅する精神疾患の男を描く。