おう‐せ〔あふ‐〕【×逢瀬】 の意味

  1. 会う時。特に、愛し合う男女がひそかに会う機会。「たまさかの逢瀬を楽しむ」
  • 名詞
  • おう‐せ〔あふ‐〕【×逢瀬】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・それで、お君は、「あわれ逢瀬の首尾あらば、それを二人が最期日と、名残りの文のいいかわし、毎夜毎夜の死覚悟、魂抜けてとぼとぼうかうか身をこがす……」 と、「紙治」のサワリなどをうたった。

      織田作之助「雨」

    • ・・・似のならぬ寛濶と極随俊雄へ打ち込んだは歳二ツ上の冬吉なりおよそここらの恋と言うは親密が過ぎてはいっそ調わぬが例なれど舟を橋際に着けた梅見帰りひょんなことから俊雄冬吉は離れられぬ縁の糸巻き来るは呼ぶはの逢瀬繁く姉じゃ弟じゃの戯ぶれが、異なもの・・・

      斎藤緑雨「かくれんぼ」

    • ・・・またの逢瀬の約束やら、これから外の座敷へ行く辛さやら、とにかく寸鉄人を殺すべき片言隻語は、かえって自在に有力に、この忙しい手芸の間に乱発されやすいのである。

      永井荷風「妾宅」