おおがね‐もち〔おほがね‐〕【大金持(ち)】 の意味

  • 名詞
  • おおがね‐もち〔おほがね‐〕【大金持(ち)】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・そうしてかの女は、芸術に対する心からの憧憬を踏みにじられて、ついには大金持ちの馬鹿息子のところにでも片づけられてしまうんだ……あんな人をモデルにつかって一度でも画が描いて見たいなあ。

      有島武郎「ドモ又の死」

    • ・・・――「当修善寺から、口野浜、多比の浦、江の浦、獅子浜、馬込崎と、駿河湾を千本の松原へ向って、富士御遊覧で、それが自動車と来た日には、どんな、大金持ちだって、……何、あなた、それまでの贅沢でございますよ。

      泉鏡花「半島一奇抄」

    • ・・・ 姉は、これまでこんなことをいったものが、幾人もありましたから、またかと思いましたが、その大尽というのは、名の聞こえている大金持ちだけに、娘はすげなく断ることもできないという気がして、少なからず当惑いたしました。

      小川未明「港に着いた黒んぼ」