[名]
  1. 何もない空間。大空。「—に消える」「—にのぼる」

  1. 仏語。何も妨げるものがなく、すべてのものの存在する場所としての空間

[名・形動ナリ]
  1. 事実にもとづかないこと。また、そのさま。架空

    1. 「—仮設人物」〈逍遥小説神髄

  1. とりとめがないこと。また、そのさま。漠然

    1. 「—なることを申す者かな」〈幸若夜討曽我

  1. 思慮分別がないさま。むやみ。やたら。

    1. 「—におやぢが煮え返る」〈浮・禁短気・三〉

[補説]書名別項。→虚空

長谷川櫂句集平成14年(2002)刊行。第54回読売文学賞詩歌俳句賞受賞。

出典:青空文庫

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