出典:デジタル大辞泉(小学館)

  1. ローマ法において、所有権の帰属を証明することが困難であることを比喩的に表現した語。ローマ法の原則に従うと、現に他人が占有しているものの所有権が自分にあることを証明するには、最初の所有者までさかのぼって所有権の移転過程を立証する必要があり、これは事実上不可能であることから。

  1. 否定的な命題の証明が困難であることを比喩的にいう言葉。例えば、「雪男が存在する」ことは、雪男を1体発見すれば証明できるが、「雪男は存在しない」ことを証明するには、地球上をくまなく探してどこにもいないことを示さなければならない。これは事実上不可能であることから、議論の一般的なルールとして、否定側に立証責任はないとされる。