• で始まる
  • で一致する
  • で終わる
  • を説明文に含む
  • を見出しに含む

おく‐ゆかし・い【奥床しい】 の意味

  1. [形][文]おくゆか・し[シク]
  1. 深みと品位があって、心がひかれる。深い心遣いが感じられて慕わしい。「人柄が―・い」
  1. 《「奥行かし」で、心がひかれる意から》奥にひそむものに強く心がひかれる。さらによく知りたい。→床 (ゆか) しい
    • 「いつしか聞かまほしく―・しき心ちするに」〈大鏡・序〉
  1. [派生]おくゆかしがる[動ラ五]おくゆかしげ[形動]おくゆかしさ[名]
  • おく‐ゆかし・い【奥床しい】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・大星だか由良之助だかで、鼻を衝く、鬱陶しい巴の紋も、ここへ来ると、木曾殿の寵愛を思い出させるから奥床しい

      泉鏡花「眉かくしの霊」

    • 奥床しい態度であった。

      織田作之助「武田麟太郎追悼」

    • ・・・風号び雲走り、怒濤澎湃の間に立ちて、動かざること巌の如き日蓮上人の意気は、壮なることは壮であるが、煙波渺茫、風静に波動かざる親鸞上人の胸懐はまた何となく奥床しいではないか。

      西田幾多郎「愚禿親鸞」