おそ・る【恐る/怖る/畏る/×懼る】 の意味

  1. [動ラ上二]恐れる」に同じ。
    • 「善根には微少なる広説せば、ないし後世の苦果を見ず―・りじ」〈東大寺本地蔵十輪経元慶七年点〉
  1. [動ラ四]恐れる」に同じ。
    • 「若 (も) し疾疫の鬼魅 (きみ) 身に著くこと―・らば」〈不空羂索神呪心経寛徳二年点〉
  1. [動ラ下二]おそれる」の文語形。
  1. [補説]古語では、「かつは人の耳におそり、かつは歌の心に恥ぢ思へど」〈古今・仮名序〉のように、上二段・四段のいずれかはっきりしない例が多いが、上二段活用のほうが多く現れる。
  • おそ・る【恐る/怖る/畏る/×懼る】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・私の恐怖は、そのために、一層恐るべきものになりました。

      芥川竜之介「二つの手紙」

    • ・・・それは恐るべき悪文だった。

      芥川竜之介「保吉の手帳から」

    • ・・・ 田中喜一氏は、そういう現代人の性急なる心を見て、極めて恐るべき笑い方をした。

      石川啄木「性急な思想」