おとし‐い・れる【陥れる/落(と)し入れる】 の意味

  1. [動ラ下一][文]おとしい・る[ラ下二]
  1. だまして苦しい立場に追いやる。わなにかける。「罪に―・れる」
  1. 城などを攻めて取る。「砦 (とりで) を―・れる」
  1. (落とし入れる)落として、中へはいらせる。「公衆電話に硬貨を―・れる」
  • おとし‐い・れる【陥れる/落(と)し入れる】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・幸い革命党に人物がないから太平を粧っていられるが、何年か後には必ず意外の機会から全露を大混乱に陥れる時がある」とはしばしば云い云いした。

      内田魯庵「二葉亭追録」

    • ・・・このようにして懲罰ということ以外に何もしらない動物を、極度に感情を押し殺したわずかの身体の運動で立ち去らせるということは、わけのわからないその相手をほとんど懐疑に陥れることによって諦めさすというような切羽つまった方法を意味していた。

      梶井基次郎「のんきな患者」

    • ・・・まして価値に高さと強さとの二次元を認める以上、高くても弱い価値と、低くても強い価値といずれを選ぶべきかは必ず懐疑に陥れる

      倉田百三「学生と教養」