阿漕ヶ浦」の略。
謡曲四番目物世阿弥作という。旅僧が、阿漕ヶ浦で密漁をして海に沈められた漁師の霊から懺悔 (ざんげ) 物語を聞く。
[名・形動]《禁漁地である阿漕ヶ浦で、ある漁師がたびたび密漁をして捕らえられたという伝説から》
  1. しつこく、ずうずうしいこと。義理人情に欠けあくどいこと。特に、無慈悲に金品をむさぼること。また、そのさま。「—な商売」「—なまねをする」

  1. たび重なること。

    1. 「阿漕のあまの—にも過ぎにし方を思ひ出でて」〈浄・丹波与作

[補説]曲名別項。→阿漕

出典:青空文庫

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