[副]《「己 (おの) つ(格助詞)柄 (から) 」の意》
  1. そのもの自体の力、成り行きに基づくさま。自然に。ひとりでに。おのずと。「この誤解は時が来れば—解ける」

  1. 偶然。たまたま。まれに。

    1. 「—礎ばかり残るもあれど」〈徒然・二五〉

  1. (下に仮定推測の語を伴って)もしも。ひょっとすると。万一。

    1. 「—平家の事あしざまに申す者あれば」〈平家・一〉

  1. みずから。

    1. 「—祈らずとも神ゐます宮のわたしは浪風 (なみかぜ) もなし」〈滑・膝栗毛・四〉

出典:青空文庫

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