おもい‐こみ〔おもひ‐〕【思い込み】 の意味

  1. 深く信じこむこと。また、固く心に決めること。「思い込みの強いやつ」
  • 名詞
  • おもい‐こみ〔おもひ‐〕【思い込み】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・かの女の浅はかな性質としては、もう、国府津に足を洗うのは――はたしてきょう、あすのことだか、どうだか分りもしないのに――大丈夫と思い込み、跡は野となれ、山となれ的に楽観していて、田島に対しもし未練がありとすれば、ただ行きがけの駄賃として二十・・・

      岩野泡鳴「耽溺」

    • ・・・ 高等学校の万年三年生の私は、一眼見て静子を純潔で知的な女だと思い込み、ランボオの詩集やニイチェの「ツアラトウストラ」などを彼女に持って行くという歯の浮くような通いかたをした挙句、静子に誘われてある夜嵐山の旅館に泊った。

      織田作之助「世相」

    • ・・・ 寿子は、自分が弾き間違ったので注意されたのだ、と思い込みながら、ベソをかいたような顔でうなずいて、再び弾きだした。

      織田作之助「道なき道」