開口（かいこう）とは？意味・読み方・使い方

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かい‐こう【開口】
の解説

１口を開くこと。ものを言い始めること。

２外に向かって開いていること。「—部の多い部屋」

３
1. ㋐能で、1曲の最初の謡いだしの部分。かいこ。
2. ㋑中世の猿楽で、最初に登場して祝賀の意を含めたこっけいな文句を述べること。能の形成に伴い、まじめなものとなった。開口猿楽。
3. ㋒中世の延年などの一芸で、こっけいな地口 (じぐち) やしゃれを唱えたりする話芸的なもの。㋑を取り入れたものらしい。
4. ㋓近世、幕府の大礼能や本願寺の礼能などの儀式的な演能で、脇能の初めにワキの役が新作の祝賀の文句を謡うこと。また、その謡 (うたい) 。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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出典：デジタル大辞泉（小学館）

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開口の例文(2)

出典：青空文庫

･･･』これがかれの開口第一のあいさつであった。自分が慇懃にあいさつす･･･国木田独歩「まぼろし」
･･･充たされて、畑陸相の開口を暫らく制する有様である。上から見下すと･･･宮本百合子「待呆け議会風景」

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