花押／華押（かおう）とは？意味・読み方・使い方

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か‐おう〔クワアフ〕【花押／華押】
の解説

文書の末尾などに書く署名の一種。初め、自署のかわりとして発生したものが、平安末期より実名の下に書かれるようになり、のちには印章のように彫って押すものも現れた。その形態により、草名（実名の草書体をさらに図案化したもの）、二合体（実名の偏や旁 (つくり) などを組み合わせたもの）、一字体（実名の一字、または特定の文字を図案化したもの）、別用体（文字と関係のない動物などの形を図案化したもの）、明朝体（中国の明代に流行した様式で、天地2本の線を引いたもの）などに分かれる。また、まったく単純な略記号からなるものを略押 (りゃくおう) という。花字 (かじ) 。押字 (おうじ) 。→書き判

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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出典：デジタル大辞泉（小学館）

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花押の例文(1)

出典：青空文庫

･･･ところへ予じめ自分の花押を記して置いて、勿論廷珸にもその事は秘し･･･幸田露伴「骨董」

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