かな・う〔かなふ〕【適う/×叶う/敵う】 の意味

  1. [動ワ五(ハ四)]
  1. (適う)条件・基準などによく当てはまる。ぴったり合う。適合する。「理屈に―・っている」「お眼鏡に―・う」「大関に―・う地位」
  1. (叶う)思いどおりに実現する。願っていたことがそのとおりになる。「念願が―・う」「出場が―・う」「―・わぬ恋」
  1. (敵う)そうすることができる。可能である。また、そうすることが許される。ふつう、あとに打消しの語を伴う。「この天候では登頂は―・わない」「起き上がることも―・わぬほど病が篤 (あつ) い」
  1. (敵う)対等の力がある。対抗できる。匹敵する。あとに打消しの語を伴う。「語学では彼に―・う者はいない」
  1. (「かなわない」「かなわぬ」などの形で)
  1. ㋐そうすることやそういう状態に我慢できない。やりきれない。たまらない。「こうせかされては―・わない」「暑くて―・わない」「退屈で―・わない」
  1. ㋑どうしてもそうする必要がある。…なくてはならない。「みずから出向かなくては―・わない用事がある」
  1. [動ハ下二]かなえる」の文語形。

かな・う〔かなふ〕【適う/×叶う/敵う】の慣用句

  1. 叶わぬ時の神頼み
  • かな・う〔かなふ〕【適う/×叶う/敵う】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・万事に叶う DS ならば、安助の科に堕せざるようには、何とて造らざるぞ。

      芥川竜之介「るしへる」

    • ・・・ 吾はどのみち助からないと、初手ッから断念めてるが、お貞、お前の望が叶うて、後で天下晴に楽まれるのは、吾はどうしても断念められない。

      泉鏡花「化銀杏」

    • ・・・もし僕の願さえ叶うなら紅塵三千丈の都会に車夫となっていてもよろしい。

      国木田独歩「牛肉と馬鈴薯」