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国語辞書
品詞
副詞
「がばと」の例文
意味
例文
がば‐と例文一覧
7件
・・・ 立花は目よりもまず気を判然と持とうと、両手で顔を蔽う内、まさに人道を破壊しようとする身であると心付いて、やにわに手を放して、その手で、胸を打って、
がばと
眼を開いた。 なぜなら、今そうやって跪いた体は、神に対し、仏に対して、ものを打・・・
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泉鏡花
「伊勢之巻」
青空文庫
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・・・(お雪や、これは嫉妬で狂死をした怨念と申しましてね、お神さんは突然袖を捲って、その怨念の胸の処へ手を当てて、ずうと突込んだ、思いますと、
がばと
口が開いて、拳が中へ。」 と言懸けました、声に力は籠りましたけれども、体は一層力無げに、幾・・・
<
泉鏡花
「湯女の魂」
青空文庫
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・・・たしかに肩を蹴った筈なのに、お慶は右の頬をおさえ、
がばと
泣き伏し、泣き泣きいった。「親にさえ顔を踏まれたことはない。一生おぼえております」うめくような口調で、とぎれ、とぎれそういったので、私は、流石にいやな気がした。そのほかにも、私はほとん・・・
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太宰治
「黄金風景」
青空文庫
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・・・否定も肯定もない、ただ、大きな大きなものが、
がばと
頭からかぶさって来たようなものだ。そして私を自由に引きずりまわしているのだ。引きずられながら満足している気持と、それを悲しい気持で眺めている別の感情と。なぜ私たちは、自分だけで満足し、自分だ・・・
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太宰治
「女生徒」
青空文庫
>
・・・ 来たな、と
がばと
跳ね起き、「とおして呉れ。」 電燈が、ぼっと、ともっていた。障子が、浅黄色。六時ごろでもあろうか。 私は素早く蒲団をたたみ押入れにつっこんで、部屋のその辺を片づけて、羽織をひっかけ、羽織紐をむすんで、それか・・・
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太宰治
「新樹の言葉」
青空文庫
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・・・とウィリアムは烏の羽の様な滑かな髪の毛を握って
がばと
跳ね起る。中庭の隅では鉄を打つ音、鋼を鍛える響、槌の音やすりの響が聞え出す。戦は日一日と逼ってくる。 その日の夕暮に一城の大衆が、無下に天井の高い食堂に会して晩餐の卓に就いた時、戦の時・・・
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夏目漱石
「幻影の盾」
青空文庫
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・・・彼は足に纏わる絹の夜具を蹴りつけた。「余は、余は」 彼は張り切った綱が切れたように、突如として笑い出した。だが、忽ち彼の笑声が鎮まると、彼の腹は獣を入れた袋のように波打ち出した。彼は
がばと
跳ね返った。彼の片手は緞帳の襞をひっ攫んだ。・・・
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横光利一
「ナポレオンと田虫」
青空文庫
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