上代の長さの単位の一。親指と中指とを広げた長さ。

「その鼻の長さ七—」〈神代紀・下〉

[補説]一説に、親指と人さし指とを広げた長さともいう。箸について、使いやすい長さの目安は「一咫半」とされる。
[副]《「あだ」とも》不快嫌悪の気持ちを表す語に付いて、その程度がはなはだしいという意を表す。あった。
  • 「—めんだうなとつきたふせば」〈浄・傾城三度笠〉
[補説]「あたがましい」のように、連濁を伴って接頭語的にも用いる。
  • 「五十両に足らぬ金あたがしましう言ふまい」〈浄・冥途の飛脚

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

gooIDでログインするとブックマーク機能がご利用いただけます。保存しておきたい言葉を200件まで登録できます。