がらん【×伽藍】 の意味

  1. (梵)saṃghārāmaの音写「僧伽藍摩」の略。僧園・衆園と訳す》
  1. 僧が集まり住んで、仏道を修行する、清浄閑静な場所。
  1. 大きな寺・寺院の建物。「七堂伽藍」

がらん【×伽藍】の慣用句

  1. がらんいし【伽藍石】
    • 社寺の柱の礎石をくつぬぎ石や飛び石などに転用したもの。がらんせき。
  1. がらんじん【伽藍神】
    • 寺院を守護する神。興福寺の春日明神、延暦寺の山王権現など。寺神。
  1. がらんちょう【伽藍鳥】
  1. がらんどう【伽藍堂】
    • 寺院で、伽藍神を祭ってある堂。
  1. がらんはいち【伽藍配置】
    • 寺院における堂塔の配置形式。日本では飛鳥時代から奈良時代にかけて発達し、四天王寺式・法隆寺式・川原寺式などがある。平安時代には密教の山上伽藍が、鎌倉時代には禅宗寺院の配置が形成された。
  • がらん【×伽藍】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 鼠色の壁と、不景気なガラス窓とに囲まれた、伽藍のような講堂には、何百人かの罹災民諸君が、雑然として、憔悴した顔を並べていた。

      芥川竜之介「水の三日」

    • ・・・それはどこかの大伽藍にあった、色彩の水々しい油画だった。

      芥川竜之介「三つのなぜ」

    • ・・・賑いますのは花の時分、盛夏三伏の頃、唯今はもう九月中旬、秋の初で、北国は早く涼風が立ますから、これが逗留の客と云う程の者もなく、二階も下も伽藍堂、たまたまのお客は、難船が山の陰を見附けた心持でありますから。

      泉鏡花「湯女の魂」