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あっ‐ち【方】 の意味

  1. [代]《「あち」の音変化》遠称の指示代名詞。「あちら」よりもくだけた感じの語。「―を見てごらん」

あっ‐ち【方】の慣用句

  1. あっちおり【彼方織り】
    • 外国産の織物。特に、唐織物。
      「―の中幅、前に結び」〈浮・一代男・二〉
  1. あっちこっち【彼方此方】
    • [代]あちこち」に同じ。「―の知人宅を泊まり歩く」
  1. あっちむいてほい【彼方向いてほい】
    • 二人が向き合い、じゃんけんをして勝った方が好きな方向を指さし、負けた方はそれと異なる方向に向けて首を動かす遊び。
  1. あっちもの【彼方者】
    • 外国人。
      「日本の地を離れて、―とぞなりけり」〈浮・色三味線・五〉
    • あの世の者。死者。また、死ぬと決まった者。
      「孫めが親と一緒に、―になりをらうかと悲しさに」〈浄・盛衰記
  • あっ‐ち【方】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・という番頭の声に連れて、足も裾も巴に入乱るるかのごとく、廊下を彼方へ、隔ってまた跫音、次第に跫音。

      泉鏡花「伊勢之巻」

    • ・・・ その麓まで見通しの、小橋の彼方は、一面の蘆で、出揃って早や乱れかかった穂が、霧のように群立って、藁屋を包み森を蔽うて、何物にも目を遮らせず、山々の茅薄と一連に靡いて、風はないが、さやさやと何処かで秋の暮を囁き合う。

      泉鏡花「海の使者」

    • ・・・ 遥か、彼方には、海岸の小高い山にある神社の燈火がちらちらと波間に見えていました。

      小川未明「赤い蝋燭と人魚」