ぎ‐たい【擬態】 の意味

  1. 他のもののようすや姿に似せること。
  1. 動物が、攻撃や自衛などのため、体の色・形などを周囲の物や動植物に似せること。コノハチョウが枯れ葉に似せて目立たなくしたり、アブが有害なハチに似せて目立つ色をもったりすることなど。

ぎ‐たい【擬態】の慣用句

  1. ぎたいご【擬態語】
    • 事物の状態や身ぶりなどの感じをいかにもそれらしく音声にたとえて表した語。「つるつる」「じろじろ」「こっそり」など。なお、広義の擬声語には、擬態語が含まれることがある。→擬声語
  1. ぎたいほう【擬態法】
    • 修辞法の一。事物のようすを擬態語や擬声語を使って表現する方法。
  • ぎ‐たい【擬態】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・私の心にもなき驕慢の擬態もまた、射手への便宜を思っての振舞いであろう。

      太宰治「虚構の春」

    • ・・・それも女の擬態かね?」歴史的は、流石に聡明な笑顔であった。

      太宰治「火の鳥」

    • ・・・気魄ということは芸術の擬態、くわせものにまでつかわれるものであるが、これらの場合の進退には、そういう古典的意味での伝統さえ活かされていないのはどういうのであろう。

      宮本百合子「雨の小やみ」