きゃく‐しょうばい〔‐シヤウバイ〕【客商売】 の意味

  1. 旅館・飲食店など、客のもてなしを主とする商売。
  • 名詞
  • きゃく‐しょうばい〔‐シヤウバイ〕【客商売】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ と、さすが客商売の、透かさず機嫌を取って、扉隣へ導くと、紳士の開閉の乱暴さは、ドドンドシン、続けさまに扉が鳴った。

      泉鏡花「鷭狩」

    • ・・・迫った太い眉に、大い眼鏡で、胡麻塩髯を貯えた、頤の尖った、背のずんぐりと高いのが、絣の綿入羽織を長く着て、霜降のめりやすを太く着込んだ巌丈な腕を、客商売とて袖口へ引込めた、その手に一条の竹の鞭を取って、バタバタと叩いて、三州は岡崎、備後は尾・・・

      泉鏡花「露肆」

    • ・・・摺った揉んだの挙句が、小春さんはまた褄を取っているだがね、一度女房にした女が、客商売で出るもんだで、夜がふけてでも見なさいよ、いらいらして、逆気上って、痛痒い処を引掻いたくらいでは埒あかねえで、田にしも隠元豆も地だんだを蹈んで喰噛るだよ。

      泉鏡花「みさごの鮨」