きょく‐せつ【曲節】 の意味

  1. 楽曲の節 (ふし) 。節回し。曲調。
  1. 曲がっていたり節があったりすること。心や行動がねじ曲がっていること。
    • 「心に―あり、人の為にあしき人は…始終あしき也」〈正法眼蔵随聞記・四〉
  • 名詞
  • きょく‐せつ【曲節】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・それにもかかわらず、過去からの影はどんなに深い密雲で若々しい精神の行手を遮り、その方向をかえ、或は中途で萎靡させたかという悲痛な歌の曲節も同じく近代日本文学のあらゆる段階の消長とともに響いているのである。

      宮本百合子「若き精神の成長を描く文学」

    • ・・・この封建の社会の中にあって封建のしきたり、道徳観、身分制などというものと、むき出しの人間性、ヒューマニティーというものがどのように葛藤し、もがき、悲劇的な終結を持たなければならなかったかということを、曲節をつくし、雄弁に物語っている点にある・・・

      宮本百合子「私たちの建設」