きんじょう‐てっぺき〔キンジヤウ‐〕【金城鉄壁】 の意味

  1. 《金の城と鉄の城壁の意》防備の非常に堅固な城壁。守りが非常に固いこと、まったくすきがないことのたとえ。「金城鉄壁の内野守備」
  • きんじょう‐てっぺき〔キンジヤウ‐〕【金城鉄壁】の例文

    出典:青空文庫

    • 金城鉄壁ならざる丸善の店が焼けるに決して不思議は無い筈だが、今朝焼けるとも想像していないから、此簡単な仮名七字が全然合点めなかった。

      内田魯庵「灰燼十万巻」

    • ・・・ 寝間の粗壁を切抜いて形ばかりの明り取りをつけ、藁と薄縁を敷いたうす暗い書斎に、彼は金城鉄壁の思いかで、籠っていた。

      葛西善蔵「贋物」

    • ・・・ 以上は言わばたわいもない春宵の空想に過ぎないのであるが、しかし、ともかくもわれわれが金城鉄壁と頼みにしている頭蓋骨を日常不断に貫通する弾丸があって、しかもほんの近ごろまではだれ一人夢にもそれを知らずにいたというだけは確かな事実なのであ・・・

      寺田寅彦「蒸発皿」