きん‐ちょ【近著】 の意味

  1. 最近の著作。近作。
  • 名詞
  • きん‐ちょ【近著】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ジュリアン・バンダがフランス本国から近著した雑誌で、ヴァレリイ、ジイド等の大家を完膚なきまでに否定している一方、ジャン・ポール・サルトルがエグジスタンシアリスムを提唱し、最近巴里で機関誌「現代」を発行し、巻頭に実存主義文学論を発表している。

      織田作之助「可能性の文学」

    • ・・・これがわたくしの近著『つゆのあとさき』の出来た所以である。

      永井荷風「正宗谷崎両氏の批評に答う」

    •    あるがままの姿は決して心理でもなければ諷刺でもない 伊藤整氏の近著『街と村』という小説集は、おなじ街や村と云っても、作者にとってはただの街や村の姿ではなく、それぞれに幽鬼の街、幽鬼の村である。

      宮本百合子「観念性と抒情性」