ぎん‐み【吟味】 の意味

  1. [名](スル)3が原義》
  1. 物事を念入りに調べること。また、念入りに調べて選ぶこと。「よく吟味した材料を用いる」
  1. 罪状を調べただすこと。詮議 (せんぎ) 。「役人の吟味を受ける」
  1. 詩歌を吟じてその趣を味わうこと。
    • 「むさとそしるべき歌とはおぼえぬなり。よくよく―し給へ」〈戴恩記
  • 名詞

ぎん‐み【吟味】の慣用句

  1. ぎんみうかがいがき【吟味伺書】
    • 江戸時代、幕府の吟味筋(刑事裁判)で、専決権をもたない事件について、いかなる刑を科すべきか上司に指示を仰ぐ文書。代官より勘定奉行へ、あるいは寺社勘定の三奉行などより老中へ提出された。
  1. ぎんみがかり【吟味掛】
    • 江戸時代の裁判で、訴訟や犯罪を調べただす役。吟味役。吟味方。
  1. ぎんみかた【吟味方】
  1. ぎんみかたあらためやく【吟味方改役】
  1. ぎんみすじ【吟味筋】
  1. ぎんみもの【吟味物】
  1. ぎんみものしらべやく【吟味物調役】
    • 江戸幕府の職名。寺社奉行町奉行のもとで、刑事訴訟の下調べや公文書の調査などをする役。
  1. ぎんみやく【吟味役】
  • ぎん‐み【吟味】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・が、奉行が何度吟味を重ねても、頑として吉助は、彼の述べた所を飜さなかった。

      芥川竜之介「じゅりあの・吉助」

    • ・・・「旦那聞いてください、わし忌ま忌ましくなんねいことがあっですよ、あの八田の吉兵エですがね、先月中あなた、山刈と草刈と三丁宛、吟味して打ってくれちもんですから、こっちゃあなた充分に骨を折って仕上げた処、旦那まア聞いて下さい其の吉兵エが一昨・・・

      伊藤左千夫「姪子」

    • ・・・ たゞ、文芸の士に於ては、後世に遺した仕事の吟味である。

      小川未明「ラスキンの言葉」