くも‐がくれ【雲隠れ】 の意味

  1. [名](スル)
  1. 雲の中に隠れること。
  1. 姿を隠して見えなくなること。行方をくらますこと。「責任者は雲隠れした」
  1. 高貴な人が死ぬこと。お隠れになること。
  1. (雲隠)源氏物語の巻名。巻名のみで本文はなく、主人公光源氏の死を象徴しているといわれる。
  • くも‐がくれ【雲隠れ】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 当にしていた印税を持って来てくれる筈の男が、これも生活に困って使い込んでしまったのか途中で雲隠れしているのだと、ありていに言うと、老訓導は急に顔を赧くした。

      織田作之助「世相」

    • ・・・ままになる事なら、その下手くその作品を破り捨て、飄然どこか山の中にでも雲隠れしたいものだ、と思うのである。

      太宰治「乞食学生」

    • ・・・ ある電車運転手は途中で停車して共同便所へ一時雲隠れしたそうである。

      寺田寅彦「破片」