けい‐がい【形骸】 の意味

  1. 精神や生命を別にした、からだ。むくろ。「形骸をさらす」
  1. 建物などの、骨組み。「爆破されて形骸もとどめない」
  1. 外形だけを残して、実質的な意味を失っているもの。「制度の形骸化」
  • 名詞

けい‐がい【形骸】の慣用句

  1. 形骸を土木にす
    • 《「晋書」嵆康伝から》容姿を気にかけない。身の回りを飾らない。
  1. けいがいか【形骸化】
    • [名](スル)実質的な意味を失い、形式だけが残ること。「規則が形骸化する」
  • けい‐がい【形骸】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・三重子もこう言う鳥のように形骸だけを残したまま、魂の美しさを失ってしまった。

      芥川竜之介「早春」

    • ・・・そしてその形骸は影の彼に導かれつつ、機械人形のように海へ歩み入ったのではないでしょうか。

      梶井基次郎「Kの昇天」

    • ・・・しかしかれと対座してその眼を見、その言葉をきくと、この例でもなお言い足りないで、さらに悲しい痛ましい命運の秘密が、その形骸のうちに潜んでいるように思われた。

      国木田独歩「まぼろし」