けっ‐せい【血清】 の意味

  1. 血液が凝固する際に血餅 (けっぺい) から分離してできる、透明な淡黄色の液体。血漿 (けっしょう) からフィブリノゲンを除いたもの。免疫抗体グロブリンなどを含む。

けっ‐せい【血清】の慣用句

  1. けっせいアルブミン【血清アルブミン】
    • 血清たんぱく質の一。血漿(けっしょう)総たんぱく質の約6割を占め、栄養・代謝物質の運搬、浸透圧の維持などの働きをする。
  1. けっせいかんえん【血清肝炎】
  1. けっせいこうたいけんさ【血清抗体検査】
    • [補説]感染初期に産生されるIgM抗体と、感染から約2週間後に上昇し、回復後も持続するIgG抗体について検査する。発病初期と回復期の血清を比較し、IgG抗体価が4倍以上に上昇していれば陽性と判定する方法(ペア血清検査)と、単一の血清を調べてIgM抗体価が陽性の場合は最近の感染、IgG抗体価が陽性の場合は過去の感染と判断する方法がある。
  1. けっせいびょう【血清病】
    • ジフテリア・破傷風などの治療の際に、動物の抗毒素血清を注射したときに起こるアレルギー性疾患。軽いものでは発疹(はっしん)・発熱・浮腫(ふしゅ)などが現れ、重いものではショック症状を起こす。
  1. けっせいマーカーけんさ【血清マーカー検査】
    • 妊婦から採取した血液の成分を測定し、胎児に異常があるかどうかを推定する検査。母子血清マーカー検査。母体血清マーカー検査。
    • [補説]胎児がダウン症などの障害をもつ確率がわかるが、診断を確定するためには羊水検査が必要となる。
  1. けっせいりょうほう【血清療法】
  • けっ‐せい【血清】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・しかし彼の百分の一の天賦しかない一個の青年も、今日の歴史の中に生きているという事実によって、例えばエールリッヒが、ジフテリア血清の最初の注射のために闘った対立に高貴なものを感じとり、自分のうちなるささやかな善意に鼓舞をうけとるのである。

      宮本百合子「バルザックについてのノート」