幻影（げんえい）とは？意味・読み方・使い方

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げん‐えい【幻影】
の解説

１感覚の錯誤によって、実際には存在しないのに、存在するかのように見えるもの。まぼろし。「—におびえる」

２まるで現実に存在しているかのように、心の中に描き出されるもの。遠い過去の情景や、願望から作り出される将来の像など。「成功の—を追い求める」

類語

出典：デジタル大辞泉（小学館）

幻影の慣用句・熟語(1)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

げんえいし【幻影肢】

四肢の一部を切断したのに、まだ存在しているかのように感じられる現象。幻覚肢。幻肢。

幻影の前後の言葉

幻影の例文(30)

出典：青空文庫

･･･囲の注意をこの奇怪な幻影に惹こうとした事でございましょう。　しか･･･芥川竜之介「二つの手紙」
･･･見えつつ、幻影かと思えば、雲のたたずまい、日の加減で、その色の濃･･･泉鏡花「瓜の涙」
･･･縺れ糸の、蜘蛛の囲の幻影が、幻影が。　真綿をスイと繰ったほどに判･･･泉鏡花「茸の舞姫」

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