げん‐かん〔‐クワン〕【玄関】 の意味

  1. 2が原義》
  1. 建物・住居の主要な出入り口。「正面玄関」
  1. 禅宗で、玄妙な道に入る関門。転じて、禅寺の方丈への入り口。
  1. 寺の書院の入り口や公家の車寄せ、また、武家の入り口の式台のある所。
  1. 江戸時代、名主宅のこと。玄関を構えることを許されたのでいう。

げん‐かん〔‐クワン〕【玄関】の慣用句

  1. 玄関を張る
    • 玄関の構えだけをりっぱにする。転じて、外観を飾る。みえを張る。
  1. げんかんぐち【玄関口】
    • 玄関の入り際あたり。
    • ある場所への入り口。特に、国や都市への入り口となる鉄道の駅や空港、港などのこと。
  1. げんかんさき【玄関先】
    • 玄関の前。玄関のあたり。
  1. げんかんし【玄関子】
  1. げんかんばらい【玄関払い】
    • 来客を、面会しないで追い返すこと。「玄関払いを食う」
  1. げんかんばん【玄関番】
    • 玄関にいて来客の取り次ぎをすること。また、その人。玄関子。
  1. げんかんホール【玄関ホール】
  • げん‐かん〔‐クワン〕【玄関】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・するとある日彼は蘭袋の家の玄関で、やはり薬を貰いに来ている一人の仲間と落ち合った。

      芥川竜之介「或敵打の話」

    • ・・・――半三郎は何かに追われるように社宅の玄関へ躍り出た。

      芥川竜之介「馬の脚」

    • 玄関を這入ると雇人だけが留守していた。

      有島武郎「小さき者へ」