けん‐ち【見地】 の意味

  1. [名](スル)
  1. 物事を考えたり論じたりする場合の、よりどころとなる立場。観点。「教育的な見地に立つ」
  1. 土地を実際に見て調べること。
  • 名詞
  • けん‐ち【見地】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・大学教授某博士は倫理学上の見地から、蟹の猿を殺したのは復讐の意志に出たものである、復讐は善と称し難いと云った。

      芥川竜之介「猿蟹合戦」

    • ・・・それゆえ始めの間の論駁には多くの私の言説の不備な点を指摘する批評家が多いようだったが、このごろあれを機縁にして自己の見地を発表する論者が多くなってきた。

      有島武郎「想片」

    • ・・・ さらば僕はいかに観音力を念じ、いかに観音の加護を信ずるかというに、由来が執拗なる迷信に執えられた僕であれば、もとよりあるいは玄妙なる哲学的見地に立って、そこに立命の基礎を作り、またあるいは深奥なる宗教的見地に居って、そこに安心の臍を定・・・

      泉鏡花「おばけずきのいわれ少々と処女作」