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こい‐ぶみ〔こひ‐〕【恋文】例文一覧 5件

  1. ・・・豹一は同級生がこっそり出していた恋文を紀代子からむりやりに奪い取って、それを教室で朗読した。鉄拳制裁を受けた。なおそれが教師に知れて一週間の停学処分になった。 同級生に憎まれながらやがて四年生の冬、京都高等学校の入学試験を受けて、苦・・・<織田作之助「雨」青空文庫>
  2. ・・・男同志の恋文――言葉はおかしいが、手紙の中で一番たのしいのは、これだ。だから書いていると、つい長くなる。あまり長くなりそうだから、手紙はよして、小包だけにすることにしたがしかし、時計を送る小包というのはどうも作り方がむずかしい。それに、ふと・・・<織田作之助「四月馬鹿」青空文庫>
  3. ・・・ぼくは、恋文を貰った小娘のように顔をあからめていた。四、これが君の手紙への返事だったら破いて呉れ。僕としては依頼文のつもりだった。たった一つ、僕のこんどの小説を宣伝して呉れということ。五、昨日、不愉快な客が来て、太宰治は巧くやったねと云った・・・<太宰治「虚構の春」青空文庫>
  4. ・・・かつて君には、一葉の恋文さえ書けなかった。恥じるがいい。女体の不言実行の愛とは、何を意味するか。ああ、君のぼろを見とどけてしまった私の眼を、私自身でくじり取ろうとした痛苦の夜々を、知っているか。 人には、それぞれ天職というものが与えられ・・・<太宰治「HUMAN LOST」青空文庫>
  5. ・・・しかし文学は先生なしに、手紙を書き、日記を書き、恋文を書くことの中に心の声が歌い出すから、私どもにとっては、文学は生活に織込まれた芸術です。この文学の勉強のためには学校なんかいくらあっても役に立ちません。大学を卒業したからといって小説が書け・・・<宮本百合子「婦人の創造力」青空文庫>