巧言令色の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

口先だけでうまいことを言ったり、うわべだけ愛想よくとりつくろったりすること。人に媚びへつらうさま。▽「巧言」は相手が気に入るように巧みに飾られた言葉。「令色」は愛想よくとりつくろった顔色。「令」はよい意。
出典
『論語ろんご』学而がくじ。「巧言令色、鮮すくなし仁」
用例
巧言令色、銭を貪むさぼる者は、論語を講ずる人の内にあり。<福沢諭吉・文明論之概略>

巧言令色の解説 - 学研 四字熟語辞典

相手に気に入られるように、心にもないお世辞を言ったり、こびへつらうような顔つきや態度をすること。
注記
心がこもっていない言動についていうことば。「巧言」は、相手に気に入られるように上手に飾ったことば。また、心にもない口先だけのお世辞。「令色」は、人の機嫌をとるような顔色をすること。また、こびへつらうような顔色のこと。出典の「巧言令色鮮すくなし仁じん」による。
出典
『論語ろんご』学而がくじ
用例
栗は野人なり。木膚はだも葉もがさがさとして如何いかにも木訥ぼくとつに、如何に巧言令色を嫌えばとて、毬いがの逆茂木さかもぎ、厚革の鎧よろい、猶なおその上に渋染の鎧下までつけて、奥深く甘き心を秘するは余りならずや。〈徳冨蘆花・自然と人生〉

巧言令色の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

言葉を飾り、心にもなく顔つきを和らげて、人にこびへつらうこと。

「—ならざるを愛し」〈織田訳・花柳春話

出典:青空文庫

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