出典:デジタル大辞泉(小学館)

[形][文]ありがた・し[ク]《あることがむずかしい、の意から》
  1. 人の好意などに対して、めったにないことと感謝するさま。「―・い助言」「―・く頂戴する」

  1. 都合よく事が進んでうれしく思うさま。「―・いことに雨がやんだ」「社にとっては―・くない状況だ」

  1. またとないくらい尊い。もったいない。「―・い仏様」「―・いお言葉」

  1. 存在しがたい。珍しい。めったにない。

    1. 「―・きもの、舅にほめらるる婿」〈・七五〉

  1. むずかしい。困難だ。

    1. 「前車の轍 (てつ) を見る事は誠に―・き習ひなりけむかし」〈神皇正統記・後醍醐〉

  1. 世に生きることがむずかしい。生活しにくい。

    1. 「世の中は―・く、むつかしげなるものかな」〈・東屋〉

[派生]ありがたがる[動ラ五]ありがたげ[形動]ありがたさ[名]ありがたみ[名]

出典:青空文庫