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こ‐かく【孤客】 の意味

  1. 一人で旅をしている人。
    • 「遠く万里の―となり」〈芥川・開化の殺人〉
  • 名詞
  • こ‐かく【孤客】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ただ、漂浪の晩年をロンドンの孤客となって送っている、迫害と圧迫とを絶えずこうむったあのクロポトキンが温かき心をもってせよと教える心もちを思うと我知らず胸が迫ってきた。

      芥川竜之介「日光小品」

    • ・・・と小声で吟じ、さて、何の面白い事もなく、わが故土にいながらも天涯の孤客の如く、心は渺として空しく河上を徘徊するという間の抜けた有様であった。

      太宰治「竹青」

    • ・・・このへんを歩いている人たちの大部分は、西洋人でも日本人でも、男でも女でも、みんなたった今そこで生命の泉を飲んできたような明るい活気のある顔をしている中で、この老婦人だけがあたかも黄泉の国からの孤客のように見えるのであった。

      寺田寅彦「軽井沢」