ある‐は【×或は】 の意味

  1. [接]《動詞「あり」の連体形+係助詞「は」から》
  1. (「あるは…、あるは…」の形で)ある者は。ある場合は。
    • 「―年ごとに鏡のかげに見ゆる雪と浪とをなげき…、―昨日は栄えおごりて時を失ひ」〈古今・仮名序〉
  1. あるいは。または。
    • 「逢坂山に至りて手向けを祈り、―春夏秋冬にも入らぬくさぐさの歌をなむ撰ばせ給ひける」〈古今・仮名序〉
  • ある‐は【×或は】の例文

    出典:青空文庫

    • 云う心はメリメよりも、一つ一つの作品に渾成の趣を与えなかった、或は与える才能に乏しかった、と云う事実を指したの・・・

      芥川竜之介「「菊池寛全集」の序」

    • ・・・唯僕をして云わしむれば、これを微哀笑と称するの或は適切なるを思わざる能わず。

      芥川竜之介「久保田万太郎氏」

    • ・・・然しながらお前たちをどんなに深く愛したものがこの世にいるか、或はいたかという事実は、永久にお前たちに必要なものだと私は思うのだ。

      有島武郎「小さき者へ」