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連語断定の助動詞「なり」の連用形「に」に、係助詞「こそ」、動詞「あり」の連体形、推定の助動詞「なり」の已然形「なれ」の付いた「にこそあるなれ」の音変化。近世中期以降「ござんなれ」とも》
  1. …であるらしいな。…であるようだな。

    1. 入道が仰せをば軽うしける—」〈平家・二〉

  1. (上に「こそ」を用いて)…なのだな。…だな。

    1. 彼奴 (きゃつ) こそかの丑 (うし) の時詣 (まゐ) り—」〈浄・蝉丸

  1. …があるな。…あるわい。

    1. 「究竟 (くっきゃう) の物見櫓—と、かけ上る門の松」〈浄・盛衰記

  1. 手ぐすねひいて待つようすにいう。よし来た。さあ来い。

    1. 「すは祐康よ、—」〈伎・小袖曽我

[補説]234は近世中期以降、誤って「御座る」「御参」の変化形と受け取られたもの。
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