連語《「こ」は動詞「く(来)」の未然形、「し」は過去の助動詞「き」の連体形》
  1. 過ぎ去った時。過去。きしかた。

    1. 「—は暗い苦悩 (くるしみ) と悲痛 (かなしみ) とに満たされていた」〈万太郎末枯

  1. 通り過ぎてきた場所方向

    1. 「—の山は霞 (かす) み、はるかにて」〈須磨

[補説]1の意は、平安中期には「きしかた」を用いた。平安末期にはその区別がはっきりしなくなり、鎌倉時代に入ると12両意に「こしかた」が使われるようになった。

出典:青空文庫

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