出典:デジタル大辞泉(小学館)

《「こち」の音変化》

[代]
  1. 近称の指示代名詞。聞き手よりも話し手の方に近い場所やそこにある物、または、その方向をさす。「此方の水は甘いぞ」「此方が大きい」「足音が此方へ近づいてくる」

  1. 一人称の人代名詞。話し手自身、または、その周辺にいる人々をさす。こちら。当方。「此方が出向く」「此方にも考えがある」

[名]ある事が起こった時から今まで。以来。このかた。「病気が治ってから此方、健康には留意している」
[補説]近世からみられ、「こちら」よりもくだけた感じの語。