こ‐にもつ【小荷物】 の意味

  1. 手で持ち運べるほどの小さな荷物。
  1. 鉄道の輸送荷物のうち、軽くて小さな荷物。主に客車に連結した荷物車で運送する。
  • 名詞
  • こ‐にもつ【小荷物】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・道傍の氷店に入ってラムネ一瓶に夜来の渇望も満たしたればこゝに小荷物を預けて楠公祠まで行きたり。

      寺田寅彦「東上記」

    • ・・・ 改札口でなしに、小荷物口の方に向って、三四十人の人の群が、口々に喚き、罵り、殴り、髪の毛を引っ掴みながら、揺ぎ出した岩のようにノロノロと動いて行った。

      葉山嘉樹「乳色の靄」

    • ・・・それによって、幾年かの婚約を先ず予備するもの、或は、双方の重要な条件が相容れないためもう最後の一歩と云う点で失望に終るもの等、一方、軽々しく、まるで小荷物の郵送でもするような結婚があると思えば、他方には、苦しい、深刻な場面が展開されているの・・・

      宮本百合子「男女交際より家庭生活へ」