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この‐よ【×此の世】 の意味

  1. 今、生活している現実のこの世界。現世。「―の見納め」「とても―のものとは思えない」⇔彼 (あ) の世
  1. 過去・未来に対して、現代。当代。
    • 「―に名を得たる舞の男ども」〈・紅葉賀〉

この‐よ【×此の世】の慣用句

  1. 此の世ならず
    • ほとんど死ぬほどである。
      「―◦ずわづらひけり」〈著聞集・五〉
    • すばらしくて、とてもこの世のものとは思われないほどである。
      「我が為の―◦ぬ財(たから)にこそありけれ」〈今昔・二九・三二〉
  1. 此の世の外
    • あの世。のちの世。後世。来世。
      「あらざらむ―の思ひ出に今ひとたびの逢(あ)ふこともがな」〈後拾遺・恋三〉
  • この‐よ【×此の世】の例文

    出典:青空文庫

    • 此の世に空間と名づけられた形あるものもない。

      小川未明「夕暮の窓より」

    • ・・・だから今、かりに自分の頭には灰色な、重苦しい感情しかないからといって、この気分で見るすべてのものが、今は、眼底に灰色なものとなってうつるからといって此の世界が灰色であり、此の人生が灰色でなければならぬと思うものは少なかろうと思う。

      小川未明「忘れられたる感情」

    • 此の世に希望なくば潔く自決すべし」と書いてあった。

      倉田百三「人生における離合について」