このん‐で【好んで】 の意味

  1. [副]《動詞「このむ」の連用形に接続助詞「て」がついた「このみて」の音変化》好きで。自分から進んで。「好んで死地に赴く」
  • このん‐で【好んで】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・いる表通りよりも、道端の地蔵の前に蝋燭や線香の火が揺れていたり、格子の嵌ったしもた家の二階の蚊帳の上に鈍い裸電燈が点っているのが見えたり、時計修繕屋の仕事場のスタンドの灯が見えたりする薄暗い裏通りを、好んで歩くのだった。

      織田作之助「世相」

    • ・・・ ところが、この誰れもきらいな外米を、好んで買う者もある。

      黒島伝治「外米と農民」

    • ・・・黒岩涙香、森田思軒などの、飜訳物をも、好んで読む。

      太宰治「愛と美について」