ごま‐しお〔‐しほ〕【×胡麻塩】 の意味

  1. 炒った黒ゴマと焼き塩をまぜたもの。
  1. 黒いものと白いもののまじったもの。
  • ごま‐しお〔‐しほ〕【×胡麻塩】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・が、その感じから暗澹たる色彩を奪ったのは、ほとんど美しいとでも形容したい、光滑々たる先生の禿げ頭で、これまた後頭部のあたりに、種々たる胡麻塩の髪の毛が、わずかに残喘を保っていたが、大部分は博物の教科書に画が出ている駝鳥の卵なるものと相違はな・・・

      芥川竜之介「毛利先生」

    • ・・・ 納戸へ通口らしい、浅間な柱に、肌襦袢ばかりを着た、胡麻塩頭の亭主が、売溜の銭箱の蓋を圧えざまに、仰向けに凭れて、あんぐりと口を開けた。

      泉鏡花「瓜の涙」

    • ・・・と打棄ったように忌々しげに呟いて、頬冠を取って苦笑をした、船頭は年紀六十ばかり、痩せて目鼻に廉はあるが、一癖も、二癖も、額、眦、口許の皺に隠れてしおらしい、胡麻塩の兀頭、見るから仏になってるのは佃町のはずれに独住居の、七兵衛という親仁である・・・

      泉鏡花「葛飾砂子」