さい‐がい【災害】 の意味

  1. 地震・台風などの自然現象や事故・火事・伝染病などによって受ける思わぬわざわい。また、それによる被害。「不慮の災害」「災害に見舞われる」
  • 名詞

さい‐がい【災害】の慣用句

  1. さいがいいりょうコーディネーター【災害医療コーディネーター】
    • 大規模災害が発生した際に、適切な医療体制の構築を助言したり、医療機関への傷病者の受け入れ調整などの業務を行う医師。
  1. さいがいえんごしきん【災害援護資金】
    • [補説]世帯主が療養におおむね1か月以上かかる負傷を受けたり、家財の3分の1以上の損害、または住居が全壊・半壊・流出するなどの損害を受けた世帯が対象。貸付限度額は350万円。利率は年3パーセント。償還期間は10年で、据置期間(3~5年)は無利子。「災害弔慰金の支給等に関する法律」に基づいて行われ、原資は国が3分の2、都道府県・指定都市が3分の1を負担する。
  1. さいがいかんれんし【災害関連死】
    • 災害による火災・水難・家屋の倒壊など災害の直接的な被害による死ではなく、避難生活の疲労や環境の悪化などによって、病気にかかったり、持病が悪化したりするなどして死亡すること。地震の場合は震災関連死ともいう。
  1. さいがいきけんくいき【災害危険区域】
    • 津波・高潮・出水などによる危険が著しいため建築物を建築するのに適さない区域。建築基準法第39条に基づいて、地方公共団体が条例で指定する。災害の種類に応じて、土砂災害区域、水害危険区域、急傾斜地崩壊危険区域などがある。
  1. さいがいきゅうじょききん【災害救助基金】
    • 都道府県が風水害などの災害に備えて、救助費用として積み立てておかなければならない基金。
  1. さいがいきゅうじょけん【災害救助犬】
  1. さいがいきゅうじょほう【災害救助法】
    • 災害に際し、国が地方公共団体日本赤十字社その他の団体および国民の協力のもとに、被災者を保護し、社会の秩序を維持することを目的とする法律。昭和22年(1947)施行。
  1. さいがいきょうさいきゅうふせいど【災害共済給付制度】
    • 授業・部活動・登下校など学校の管理下にあるときに児童・生徒が負傷・疾病・障害を負ったり死亡した場合に、医療費・見舞金が給付される制度。学校の設置者と保護者が負担する共済掛金を原資として、独立行政法人日本スポーツ振興センターが運営する。
  1. さいがいきょてんびょういん【災害拠点病院】
    • 緊急事態に24時間対応し、災害発生時に被災地内の重症の傷病者を受け入れ、また、搬送し、医師団を派遣するなど、地域の医療活動の中心となる機能を備えた病院。
  1. さいがいこうえいじゅうたく【災害公営住宅】
    • 災害で家屋を失い、自力で住宅を確保することが困難な被災者のために、地方公共団体が国の補助を受けて供給する住宅。災害復興住宅。震災復興住宅。復興住宅。
  1. さいがいじけんこうききかんりしえんチーム【災害時健康危機管理支援チーム】
  1. さいがいじゃくしゃ【災害弱者】
  1. さいがいじようえんごしゃ【災害時要援護者】
    • 災害時に、必要な情報を迅速かつ的確に把握し、身を守るために安全な場所へ避難するなどの行動をとるのに支援を要する人。要介護者・障害者・高齢者・外国人・乳幼児・妊婦など。災害弱者。要援護者。→災害時要援護者名簿
  1. さいがいじようえんごしゃめいぼ【災害時要援護者名簿】
    • 災害時に自力で避難することが困難な災害時要援護者の氏名や住所などを記載した名簿。市町村が整備し、災害時に自治会町内会民生委員などが避難支援や安否確認を行う際に利用する。要援護者名簿。
  1. さいがいしょうがいみまいきん【災害障害見舞金】
    • [補説]支給額は、生計維持者が障害を受けた場合は250万円、その他の家族の場合は125万円。「災害弔慰金の支給等に関する法律」に基づいて、市町村が条例を定めて行うもので、費用は国が2分の1、都道府県と市町村がそれぞれ4分の1ずつ負担する。
  1. さいがいしょく【災害食】
    • 災害発生時に被災地で生活・活動する人のために備蓄しておく食品。交通機関やライフラインの復旧状況に応じて利用可能な熱源や調理設備を想定し、食事制限者・要援護者から災害対応従事者まで幅広い喫食者が、発災直後から通常の生活に戻るまで、心身の健康を維持できるように、多様な食品を備蓄する。災害対応食品。
  1. さいがいたいおうしょくひん【災害対応食品】
  1. さいがいたいさくきほんほう【災害対策基本法】
    • 災害から国土・国民を守るための対策に関する基本法。昭和37年(1962)施行。
  1. さいがいちょういきん【災害弔慰金】
    • [補説]支給額は、生計維持者が死亡した場合は500万円、その他の家族が死亡した合は250万円。「災害弔慰金の支給等に関する法律」に基づいて、市町村が条例を定めて行うもので、費用は国が2分の1、都道府県と市町村がそれぞれ4分の1ずつ負担する。
  1. さいがいにゅういんとくやく【災害入院特約】
    • 生命保険における特約の一。災害や不慮の事故による傷害の治療のため、事故から180日以内に5日以上継続して入院した場合に入院給付金が支払われるもの。
  1. さいがいはいきぶつしょりとくべつそちほう【災害廃棄物処理特別措置法】
    • 《「東日本大震災により生じた災害廃棄物の処理に関する特別措置法」の略称》東日本大震災で生じた災害廃棄物の処理を、被害を受けた市町村に代わって国が行うための特例などを定めた法律。平成23年(2011)8月施行。
  1. さいがいはけん【災害派遣】
    • 震災・洪水・大雪などの災害の救援に自衛隊を派遣すること。通常は都道府県知事の要請による。自衛隊法第83条に規定。
  1. さいがいはけんいりょうチーム【災害派遣医療チーム】
    • 地震などの大規模災害現場で、災害急性期(発生後48時間以内)に活動できる機動性をもった医療チーム。専門的訓練を受けた医師・看護師・業務調整員で構成され、現場でのトリアージや応急処置・救命措置などの医療行為をはじめ、災害地外の病院への広域医療搬送、被災地の病院支援などの活動を行う。DMAT(ディーマット)(Disaster Medical Assistance Team)。
    • [補説]平成16年(2004)に東京都で東京DMATが発足。以降、各道府県で設置が進んでいる。平成17年(2005)には厚生労働省が日本DMATを発足させた。同年の中央防災会議では、災害対応における位置づけや、参加する医師・看護師への教育研修の推進が防災基本計画に明記された。
  1. さいがいはけんせいしんいりょうチーム【災害派遣精神医療チーム】
    • 自然災害、犯罪事件、航空機・列車事故等の大規模災害が発生した場合に、被災地で精神科医療や精神保健活動の支援を行う専門家チーム。研修・訓練を受けた精神科医師・看護師・業務調整員によって構成され、都道府県や政令指定都市ごとに組織される。DPAT(ディーパット)(Disaster Psychiatric Assistance Team)。
  1. さいがいふっきゅうかしつけ【災害復旧貸付】
    • 大規模災害によって被害を受けた中小企業者を対象に、事業の復旧に必要な設備資金・運転資金を長期・低利で融資する制度。日本政策金融公庫商工組合中央金庫などが取り扱う。
  1. さいがいふっこうじゅうたく【災害復興住宅】
  1. さいがいふっこうじゅうたくゆうし【災害復興住宅融資】
    • 住宅金融支援機構が行う被災住宅復旧のための資金融資制度。機構が指定した自然災害によって住宅に被害が生じ、地方公共団体から罹災(りさい)証明書の交付を受けた人を対象に、建設・購入・補修のための資金を低金利で融資する。被災した親の住宅を復旧するためのローン制度もある。
  1. さいがいほしょう【災害補償】
    • 労働者が業務上こうむった負傷・疾病・障害・死亡に対して使用者が行う補償。また、農業災害補償・漁業災害補償などを含めて広く用いることもある。
  1. さいがいようでんごんダイヤル【災害用伝言ダイヤル】
    • 大地震などの災害が発生し、被災地への通信が急増して電話がつながりにくくなった場合にNTTが提供する安否確認サービス。局番なしの「171」に電話をかけ、自分や相手の電話番号を入力することで、被災者が伝言を残したり、家族や知人がその伝言を聞いたりすることができる。
    • [補説]被災者が伝言を録音するときは、171をダイヤルした後、音声案内に従って、1をダイヤルし、自分の電話番号を市外局番からダイヤルしてから伝言を吹き込む。伝言を再生するときは、171をダイヤルした後、音声案内に従って、2をダイヤルし、被災者の電話番号を市外局番からダイヤルする。
  1. さいがいようでんごんばん【災害用伝言板】
    • 大地震などの災害発生時に、携帯電話PHS事業者5社が提供する安否確認サービス。携帯向けサイトに開設された災害時専用の電子掲示板に、安否情報と100文字以内の伝言を登録できる。また、安否を確認したい相手の携帯番号を入力することで、伝言を読むことができる。
  1. さいがいようブロードバンドでんごんばん【災害用ブロードバンド伝言板】
  1. さいがいよそうず【災害予想図】
  1. さいがいわりましとくやく【災害割(り)増し特約】
    • 生命保険における特約の一つ。災害や事故で死亡した場合に、主契約の死亡保険金に加えて割増保険金が支払われるもの。
  • さい‐がい【災害】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・どこまでも奮闘せねばならぬ決心が自然的に強固となって、大災害を哀嘆してる暇がない為であろう。

      伊藤左千夫「水害雑録」

    • ・・・それは、人間を信ずるの余り、思わぬ災害に逢着する事実から、お互に、妄りに信ずべからずとさえ思うに至ったのである。

      小川未明「人間否定か社会肯定か」

    • ・・・ト月の間――というのはつまり、過ぐる三月の、日をいえば十三日の夜半、醜悪にして猪口才な敵機が大阪の町々に火の雨を降らせたその時から数えて今日まで丁度一ト月の間、見たり聴いたりして来た数々の話には、はや災害の中から「起ち上ろうとする大阪」もし・・・

      織田作之助「起ち上る大阪」