さ‐げん【左舷】 の意味

  1. 船尾から船首に向かって左側のふなばた。「左舷方向」⇔右舷
  • 名詞
  • さ‐げん【左舷】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 僕はその何分か前に甲板の欄干へ凭りかかったまま、だんだん左舷へ迫って来る湖南の府城を眺めていた。

      芥川竜之介「湖南の扇」

    • ・・・が、左舷の水平線の上には大きい鎌なりの月が一つ赤あかと空にかかっていた。

      芥川竜之介「三つの窓」

    • ・・・寂しい小さな港の小さな波止場の内から船を出すとすぐ帆を張った、風の具合がいいので船は少し左舷に傾ぎながら心持ちよく馳った。

      国木田独歩「鹿狩り」