さつま【薩摩】 の意味

  1. 旧国名の一。今の鹿児島県の西部にあたる。薩州。
  1. 薩摩芋」の略。
  1. 薩摩絣 (がすり) 」の略。

さつま【薩摩】の慣用句

  1. さつまあげ【薩摩揚(げ)】
    • すり身にした魚肉を味つけして油で揚げた食品。刻んだ野菜を加えることもある。
  1. さつまいとびな【薩摩糸雛】
  1. さつまいも【薩摩芋/甘藷】
    • ヒルガオ科の蔓性(つるせい)の多年草。地をはう茎の節から根が伸び、地中に大きい塊根をつくる。夏、アサガオに似た小花を開く。塊根を、食用のほかでんぷんアルコールの原料にする。熱帯アメリカの原産で、日本には17世紀に伝わり、薩摩地方でよく栽培され、青木昆陽が普及に努めた。多くの品種がある。かんしょ。からいも。とういも。琉球いも。 秋 花=夏》「洗はれて紅奕々(えきえき)と―/[下接句]草城
  1. さつまいもあめ【薩摩芋飴】
    • 蒸したサツマイモを原料として、麦芽などで糖化し煮つめて作った褐色の飴。
  1. さつまいり【薩摩煎り】
    • 煎った米に、小豆と刻んだサツマイモを入れ、醤油・砂糖で味つけした食品。
  1. さつまうま【薩摩馬】
    • 日本馬の一。江戸時代に薩摩藩で飼育・改良したもので、乗用として第一とされた。
  1. さつまがすり【薩摩絣】
    • 紺地に白の模様を織り出した平織りの木綿布。染め色の堅牢さが有名。もと琉球で織られ、薩摩を経て売り出された。
  1. さつまガラス【薩摩ガラス】
    • 江戸末期に薩摩藩で製作されたガラス。紅ビードロとよばれる色ガラスや、カットして模様を表す薩摩切り子などがある。
  1. さつまぐろ【薩摩黒】
  1. さつまげた【薩摩下駄】
    • 駒下駄に似た形で、台の幅が広く、白い太めの緒をすげた男性用の下駄。多く杉材で作る。
  1. さつまこくぶ【薩摩国府】
    • 鹿児島県国分地方から産する上質のタバコ。
  1. さつまごよみ【薩摩暦】
    • 江戸時代、薩摩藩で特に暦編集の役人を置いて作らせ、領内だけに用いられた暦。
  1. さつまじょうふ【薩摩上布】
  1. さつまじる【薩摩汁】
    • 鶏肉・豚肉・大根・ごぼう・里芋・こんにゃくなどを煮込んだ味噌汁またはすまし汁。鹿児島の郷土料理で全国に広まった。 冬》
  1. さつますぎ【薩摩杉】
  1. さつまにしき【薩摩錦】
    • マダラガ科のガ。体は青緑色、翅(はね)に白・青・橙色の斑紋が散在し、ガの中でも美しく、昼飛性。九州・沖縄など南部にみられる。幼虫はヤマモガシの葉を食う。
  1. さつまにんぎょう【薩摩人形】
    • 薩摩に伝わる武者人形。紙製の鎧(よろい)をつけ、両手がなく、鎧の袖に2本の矢をさし、薄板で作った馬にまたがっているもの。車がついている。
  1. さつまのかみ【薩摩守】
    • 《「薩摩守忠度(ただのり)」を「ただ乗り」にもじって》乗り物に無賃で乗ること。また、その人。ただのり。「薩摩守を決め込む」
    • 狂言。神崎の渡し守は秀句好きと教えられた出家が、「平家の公達(きんだち)薩摩守忠度(ただのり)」という句でただ乗りを試みるが、肝心の「忠度」という部分を忘れて失敗する。
  1. さつまのくに【薩摩国】
  1. さつまはやと【薩摩隼人】
    • 《上代、薩摩に住んでいた隼人一族が、勇ましくすばしこいことで知られたところから》薩摩出身の武士。また、一般に鹿児島県出身の男性。
  1. さつまばん【薩摩版】
    • 室町時代から江戸初期にかけて薩摩で出版された書籍。江戸末期にも若干の刊行があった。
  1. さつまはんとう【薩摩半島】
  1. さつまびきゃく【薩摩飛脚】
    • 《江戸時代、薩摩藩が国情の漏れるのを恐れて領内に入った他国の者の出国を許さなかったことから》行ったきりで帰らないことのたとえ。
  1. さつまびわ【薩摩琵琶】
    • 室町末期、薩摩で発生した琵琶音楽、およびそれに用いる楽器。勇壮な歌詞、悲壮な曲風のものが多い。普通は4弦4柱(じゅう)の楽器をひざの上に斜めに立て、扇形に大きく開いた大形の撥(ばち)で弾く。現在、正派・錦心流・錦(にしき)琵琶の三派がある。
  1. さつまふじ【薩摩富士】
  1. さつまぶし【薩摩節】
    • 薩摩地方特産のかつお節。
  1. さつまやき【薩摩焼】
    • 鹿児島県薩摩大隅地方に産する陶磁器の総称。文禄の役後、島津義弘が朝鮮から伴ってきた陶工によって始められた。俗に白薩摩黒薩摩とよばれる白釉(はくゆう)地のものと黒釉地のものとがあり、作風も多様であったが、江戸末期以降は色絵が主力。
  1. さつまろうそく【薩摩蝋燭】
    • 薩摩産の上等の蝋燭。
    • 松脂(まつやに)・魚油でつくった下等の蝋燭。