さと‐ごころ【里心】 の意味

  1. 他家や他郷に出ている者が、実家や郷里を恋しく思う心。「里心がつく」
  • 名詞
  • さと‐ごころ【里心】の例文

    出典:青空文庫

    •  里心が着くかして、寂しく二人ばかり立った客が、あとしざりになって……やがて、はらはらと急いで散った。

      泉鏡花「露肆」

    • ・・・境は、ふと奥山へ棄てられたように、里心が着いた。

      泉鏡花「眉かくしの霊」

    • ・・・ただただ私は、まだ兄たち二人とのなじみも薄く、こころぼそく、とかく里心を起こしやすくしている新参者の末子がそこに泣いているのを見た。

      島崎藤村「嵐」