さんしろう〔サンシラウ〕【三四郎】 の意味

  1. 夏目漱石の小説。明治41年(1908)発表。熊本から上京した大学生小川三四郎の、里見美禰子への淡い恋を描く。
  • さんしろう〔サンシラウ〕【三四郎】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・氏の近作『三四郎』はこの筆法で往くつもりだとか聞いている。

      夏目漱石「田山花袋君に答う」

    • ・・・のなかではそれでも一抹の諧謔的笑いが響いているが、「三四郎」の美禰子と三四郎との感情交錯を経て「道草」の健三とその妻との内的いきさつに進むと、漱石の態度は女は度し難いと男の知的優越に立って揶揄しているどころではなくなって来ている。

      宮本百合子「漱石の「行人」について」

    • 三四郎」には、明治四十年代の団子坂名物であった菊人形のこともあるし、田端と本郷台との間の田圃のあたりも描かれている。

      宮本百合子「田端の汽車そのほか」