敷居が高い
不義理や面目のないことがあって、その人の家へ行きにくい。 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「相手に不義理などをしてしまい、行きにくい」と「高級すぎたり、上品すぎたりして、入りにくい」の、どちらの意味だと思うかを尋ねたところ、次のような結果が出た。 平成20年度調査令和元年度調査相手に不義理などをしてしまい、行きにくい(本来の意味とされる)42.1パーセント29.0パーセント高級すぎたり、上品すぎたりして、入りにくい(本来の意味ではない)45.6パーセント56.4パーセント
敷居を跨ぐ
その家に入る。その家に出入りする。「二度と—・がせない」
しきいごし【敷居越し】
1 敷居を隔てて、相手に何かをすること。「—に話をする」 2 わずかな距離であることのたとえ。
出典:青空文庫
・・・何だか意識の閾の外にもいろんなものがあるような気がして、………・・・ 芥川竜之介「蜃気楼」
・・・私の立っている閾の上からは、机に向って並んでいる二人の横顔が見・・・ 芥川竜之介「二つの手紙」
・・・胸倉から手を離して、閾に腰をすえた。暗闇の中でも、笠井が眼をき・・・ 有島武郎「カインの末裔」