し‐きり【仕切り】 の意味

  1. 区切ること。また、そのもの。「ついたてで仕切りを作る」
  1. 商売で、帳簿または取引の締めくくりをつけること。決算。
  1. 仕切り金 (がね) 」の略。
    • 「日本橋へ魚の―を取りに行く男だとか」〈風葉・恋ざめ〉
  1. 仕切り売買」の略。
  1. 相撲で、力士が土俵に上がって相対し、仕切り線を挟んで立ち合いの身構えをすること。

し‐きり【仕切り】の慣用句

  1. しきりいた【仕切り板】
    • 間を区切る板。
    • 船舶で、ばら荷の片寄りを防ぐために、船倉内に船体の中心線に沿って設ける板。荷止め板。
  1. しきりがね【仕切り金/仕切り銀】
    • 売り手が買い手から受け取るべき代金・諸経費の総額。しきりきん。しきりぎん。
      「―のうち二貫目出してつくばはれける」〈浮・一代女・五〉
  1. しきりがわせ【仕切り為替】
    • 仕切状を添えた為替。
  1. しきりきん【仕切り金】
  1. しきりぎん【仕切り銀】
  1. しきりじょう【仕切り状】
  1. しきりせいさんしょ【仕切り精算書】
  1. しきりせん【仕切り線】
    • 相撲で、土俵の中央に70センチの間隔をおいて引いてある、力士が仕切りをするための2本の白線。
  1. しきりちがいだな【仕切り違い棚】
  1. しきりなおし【仕切り直し】
    • 相撲で、両力士の呼吸が合わないため、仕切りをやり直すこと。
    • 転じて、スポーツ・囲碁・将棋などの勝負事をやり直すこと。また、交渉などを最初からやり直すこと。「延長15回引き分けで明日仕切り直しとなる」
  1. しきりね【仕切り値】
  1. しきりねだん【仕切り値段】
  1. しきりば【仕切り羽】
    • 矢羽を仕切り矧(は)ぎにしたもの。
  1. しきりば【仕切り場】
    • 回収した廃品を整理・取引する所。
    • 江戸時代から明治中期の劇場で、劇場正面に向かって左寄りの一段高い部屋。主に会計事務を扱った所。また、そこに詰めている手代をいう。
  1. しきりばいばい【仕切(り)売買】
    • 証券会社が顧客の売買注文に対し、取引所を通さずに店頭において、自己の計算でその相手方となって売買すること。
    • [補説]平成10年(1998)12月の取引所集中義務の撤廃によって、上場銘柄も仕切り売買ができるようになった。
  1. しきりはぎ【仕切り矧ぎ】
    • 白羽と黒羽とを継ぎ合わせて、矢を矧ぐこと。
  1. しきりべん【仕切り弁】
    • 弁の一種。円板状の弁が流体の通路を直角に仕切って開閉を行うもの。弁を開けば流体の流れが一直線状になる。
  1. しきります【仕切り枡】
  1. しきりや【仕切り屋】
    • 集めた廃品を、それぞれの用途・性質などによって分けて売り払う職業。また、その人。
  • し‐きり【仕切り】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・源作は、算盤が一と仕切りすむまで待っていた。

      黒島伝治「電報」

    • ・・・かようにしてすべての戸棚や引出しの仕切りをことごとく破ってしまうのが、物理科学の究極の目的である。

      寺田寅彦「言語と道具」

    • ・・・ワシントンからマウント・ウェザーの気象台へ見学に出かけた田舎廻りのがたがた汽車はアメリカとは思われない旧式の煤けた小さな客車であったが、その客車が二つの仕切りに区分されていて、広い方の入口には「ホワイト」、狭い方には「カラード」という表札が・・・

      寺田寅彦「チューインガム」