あお‐や【青屋】
中世・近世、藍染めを業とした家。賤民(せんみん)視され、京都町奉行に属し、牢屋の監視や掃除なども勤めた。
あお‐やか【青やか】
[形動ナリ]青々としているさま。「築地の上の草—なるも」〈和泉式部日記〉
あお‐やき【青焼(き)】
青写真。特に、オフセットやグラビアの印刷で、校正に用いる淡青色の地に濃青色の印画。藍(あい)焼き。
あお‐やぎ【青柳】
1 青々と葉をつけた柳。あおやなぎ。《季 春》 2 バカガイのむき身。《季 春》 3 襲(かさね)の色目の名。表裏...
あおやぎ【青柳】
催馬楽(さいばら)の曲名。 箏曲。八重崎検校作曲。
あおやぎ‐そう【青柳草】
シュロソウ科の多年草。本州中部以北の山地に自生。高さ50〜90センチ。葉は細長い楕円形。夏、緑色または淡紫色の花が...
あおやぎ‐の【青柳の】
[枕]《青柳の糸のような枝を鬘(かずら)にかける意から》「いと」「かずら」などにかかる。「—いと定めなき人の心を」...
あお‐やま【青山】
草木が青々と茂っている山。青嶺(あおね)。
あおやま【青山】
東京都港区の地名。江戸初期、青山常陸介(ひたちのすけ)忠成の屋敷があった。南部に青山霊園がある。
あおやま【青山】
姓氏の一。 [補説]「青山」姓の人物青山剛昌(あおやまごうしょう)青山真治(あおやましんじ)青山杉作(あおやますぎ...
あおやまえんざまつ【青山円座松】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。青山の竜岩寺にあった円座の松と呼ばれる老木を手前に配し...
あおやまがくいん‐だいがく【青山学院大学】
東京都渋谷区に本部があるキリスト教メソジスト系の私立大学。耕教学舎・東京英和学校・青山学院などを経て、昭和24年(...
あおやま‐こうげん【青山高原】
三重県中西部に広がる高原。布引(ぬのびき)山地中にある約16キロメートル続く高原状の準平原をいう。標高600〜80...
あおやま‐ごうしょう【青山剛昌】
[1963〜 ]漫画家。鳥取の生まれ。本名、剛昌(よしまさ)。少年向け漫画で人気を得る。作「まじっく快斗」「YAI...
あおやま‐しんじ【青山真治】
[1964〜2022]映画監督・小説家。福岡の生まれ。「Helpless(ヘルプレス)」で商業映画監督デビュー。「...
あおやま‐すぎさく【青山杉作】
[1889〜1956]演出家・俳優。新潟の生まれ。築地小劇場・松竹少女歌劇団で活躍し、千田是也らと俳優座を結成した。
あおやま‐ただとし【青山忠俊】
[1578〜1643]江戸初期の老中。武蔵岩槻城主。徳川秀忠に近侍し、のち家光の補導役となったが、諫言が勘気にふれ...
あおやま‐たねみち【青山胤通】
[1859〜1917]医学者。岐阜の生まれ。東大教授。伝染病研究所長。癌(がん)研究会を設立。
あおやま‐どおり【青山通り】
国道246号線の、東京都千代田区永田町と渋谷区渋谷の間における呼び名。沿線に赤坂御用地・青山学院大学などがある。
あおやま‐ななえ【青山七恵】
[1983〜 ]小説家。埼玉の生まれ。旅行会社に勤務するかたわら創作活動を続ける。筑波大学在学中に書いた「窓の灯」...
あおやま‐のぶゆき【青山延于】
[1776〜1843]江戸後期の儒学者。水戸藩士。号、拙斎(せっさい)。彰考館総裁として「大日本史」の編纂(へんさ...
あお‐やまぶき【青山吹】
襲(かさね)の色目の名。表は青、裏は黄色。春に用いた。
あおやま‐ぶんぺい【青山文平】
[1948〜 ]小説家。神奈川の生まれ。出版社勤務を経て文筆活動に入る。「つまをめとらば」で直木賞受賞。他に「鬼は...
あおやま‐れいえん【青山霊園】
東京都港区南青山にある都立霊園。明治5年(1872)の開園。面積は約26万平方メートル。大久保利通・乃木希典・志賀...